漫画を読むとき、紙の本で読むか、それとも電子書籍で読むのか。

どちらにも魅力があるので、選び方に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、紙と電子それぞれのメリット・デメリットを徹底的に整理し、漫画の楽しみ方を見つけるためのきっかけをお伝えします。

これまでに、紙の漫画しか読んだことがない方や、電子書籍に切り替えるべきか悩んでいる方にも役立つ内容になっています。

ご自身にとって、ぴったりの読み方を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

イロ

KIDUKE MANGAで、主に電子漫画の疑問や悩みについての記事を担当する「イロ」です。

今回は、比較ポイントや選び方のヒントをわかりやすくまとめました!

紙と電子どっちがいい?選び方のポイント6つ

「紙の漫画」と「電子漫画」、それぞれに魅力があり、生活スタイルや目的によって適した選び方が変わります。

まずは以下の視点から、ご自身にとって重視したいポイントを整理してみましょう。

  • 価格(割引等の有無)
  • 読む場所
  • 漫画のジャンル・冊数
  • 保管するスペース
  • 読み返しやコレクション性
  • 読みやすさ・疲れにくさ

1. 価格(割引等の有無)

紙は中古やレンタルが安い反面、電子はセールやポイント還元が多いのが魅力。

お得さ重視なら、キャンペーンの内容やタイミングもチェックしたいですね。

2. 読む場所

自宅でゆっくり読むか、外出先や通勤中に読むかで使いやすさは変わります。

持ち運びのしやすさも、選ぶ上での大事なポイントです。

3. 漫画のジャンル・冊数

短編や最新作を手軽に楽しむなら電子、長編や名作をじっくり読むなら紙も選択肢に。

読む作品の種類や冊数によって向き・不向きがあります。

4. 保管するスペース

紙の漫画は場所を取るため、本棚や収納の余裕が必要です。

電子なら、スマホやタブレットひとつで何冊でも持ち歩けます。

5. 読み返しやコレクション性

コレクションして並べたい、手元に置いておきたいなら紙がおすすめ。

気軽に読み返したい場合は、電子の方が便利です。

6. 読みやすさ・疲れにくさ

紙は目に優しく読みやすい一方、電子は明るさ調整や文字サイズの変更が可能。

自分にとって快適な読み心地を重視しましょう。

漫画は紙と電子どっちが安い?

どちらか選ぶ上で特に気になるのが、どれだけお得に読めるかではないでしょうか?

紙と電子では、定価だけでなく、割引や中古市場などにも違いがあります。

以下、価格にまつわるポイントを具体的に見ていきましょう。

紙と電子の新品(定価)・中古・レンタル価格を比較

人気漫画「ワンピース」で、109巻までの販売価格をそれぞれ調査してみました。(2025年6月時点)

フォーマット新品(税込)中古(全巻セット換算)レンタル(1冊あたり)
53,636円約18,000~24,000円(全巻相当)99円~165円程度/1冊
電子(ebookjapan)53,035円―(中古販売なし)―(レンタルサービスなし)

紙と電子の価格を比べると、定価は大きな差がないことがわかります。

たとえば「ワンピース」全109巻では、紙の新品で約53,600円、電子書籍でも約53,000円と、ほぼ同水準です。

中古なら全巻セットで2万円前後、レンタルなら1冊100円前後で読めるため、状態にこだわらなければコスト面は紙に軍配が上がります。

一方で、電子書籍は利用するサービスによって定期的なセールやクーポンが充実しているため、タイミングによっては紙より大きく安くなることも。

特に、読み放題対象になっている作品の場合は、圧倒的なコスパになります。

更に、電子書籍は汚れや破れなど、劣化の心配がありませんので、いつでも新品の状態で作品が楽しめます。

つまり、「コストを最優先にしたい」「とにかく安くたくさん読みたい」という方には、中古やレンタルができる紙の漫画がおすすめ。

一方で、「読みたい作品をすぐ入手したい」「セールのタイミングを狙える」という方には、電子書籍のほうが柔軟な選び方ができるでしょう。

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作品によっては、電子漫画でもレンタル(48時間限定など)ができるものもあります。

紙は中古市場の活用が鍵

紙の漫画は、中古市場がしっかりと整っているのが特徴です。

新品で買ったあとに売ることもできますし、最初から中古で安く手に入れることもできます。

特に、人気作品や巻数の多いシリーズは中古の流通が豊富なので、全巻まとめて安く揃えたいときに便利です。

メルカリやブックオフなどを活用すれば、電子よりもトータルコストを抑えられるケースも少なくありません。

保存や管理に手間がかかる一方で、「読み終わったあとに売れる」というのは紙ならではの強みです。

電子はセールやポイント還元が強み

電子書籍の大きな魅力のひとつが、セールやポイント還元の豊富さです。

初回購入で半額クーポンがもらえたり、対象作品が期間限定で無料になったりと、各サービスでお得なキャンペーンが頻繁に行われています。

また、PayPayや楽天ポイントなど、決済手段と連動したポイント還元があるのも電子ならではのメリットです。

同じ作品を買うにしても、タイミング次第で実質的な支払額が大きく変わることもあります。

こまめにチェックするのが少し手間ではありますが、うまく活用できればかなりお得に楽しめます。

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当ブログでは、電子書籍の漫画を読むのにおすすめサービス5つをご紹介しています。

以下の記事も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

紙の漫画で読むメリットとデメリット

昔から親しまれてきた「紙の漫画」には、独特の魅力があります。

ここでは、紙ならではの良さと、注意すべき点を整理してみましょう。

紙の漫画のメリット
  • 実物として残せるので、コレクションとしての満足感がある。
  • 目が疲れにくく、ページの質感や印刷の色味を楽しめる。
  • ページをめくる動作や紙の匂いが、読書そのものの楽しさにつながる。
  • 貸し借りやプレゼントがしやすく、物理的なやり取りが可能。
  • 作品によっては、紙の漫画の方が発売日が早い。
紙の漫画のデメリット
  • 冊数が増えると場所を取るため、収納場所を確保する必要がある。
  • 外出先で読むには荷物になりやすく、持ち運びが不便。
  • 時間が経つと日焼け・汚れ・破れなど、劣化が生じることがある。
  • 割引やクーポンが使える場面は限られているため、定価購入が基本となる。

紙の漫画は、保管するスペースや持ち運びの不便さといった物理的な制限はあるものの、「本としての価値」や「読み物としての質感」は紙書籍ならではの魅力です。

電子書籍で漫画を読むメリットとデメリット

スマホやタブレットで気軽に読める「電子書籍」は、近年ますます利用者が増えています。

ここでは、電子ならではの便利さと注意点を整理してみましょう。

電子書籍の漫画のメリット
  • スマホやタブレットがあれば何冊でも持ち歩けるため、持ち運びが便利。
  • 物理的な保管スペースが必要なく、家がスッキリ保てる。
  • 電子書籍ならではのクーポンやセールなどを活用すれば、長期的に安い。
  • 購入後、すぐに読み始められる即時性がある。
  • 拡大・明るさ調整・ページ送りなど、自分好みに設定できる。
電子書籍の漫画のデメリット
  • 物理的な本が手元に残らないため、所有の実感が薄い。
  • サービスが終了すると、購入した書籍が見れなくなる可能性がある。
  • 画面を長時間見ることで、目が疲れやすくなることがある。
  • 基本的に他人との共有ができない仕組みのため、貸し借りしにくい。
  • 作品によっては、紙の漫画よりも発売日が遅れる場合がある。

電子書籍の漫画は、所有感に欠ける・貸し借りがしにくいという従来の紙の良さが活かせない一方で、「手軽さ」や「コスパ」の高さが魅力です。

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電子書籍で漫画を読む際に、最大のリスクとも言えるのがサービスの突然終了です。

以下、電子漫画のリスクをご紹介していますので、不安のある方はぜひ参考にしてみてください。

紙・電子それぞれのおすすめはこんな人!

紙と電子、それぞれの特徴を踏まえたうえで、ライフスタイルに合った読み方を選ぶことが大切です。

ここでは、よくある利用シーンやタイプ別におすすめの読み方を「紙の漫画」と「電子書籍の漫画」に分けて紹介します。

紙の漫画がおすすめな人
  • 漫画をじっくり読みたい人:紙の質感や没入感が高く、目も疲れにくい
  • 好きな作品を集めたい人:実物として保管・コレクションができる
電子書籍の漫画がおすすめな人
  • 外出・移動が多い人:軽くてかさばらず、いつでもどこでも読める
  • 本棚のスペースに限りがある人:保管場所が不要で家が片づく
  • セールや割引を重視する人:キャンペーンやクーポンが頻繁に使える
  • 読み返しやすさを重視する人:いつでもすぐにアクセスでき、かさばらない

なお、「どちらか一方だけ」ではなく、シーンに応じて使い分けたり、両方とも買うのも自由に選べます。

イロ

ご自身にあった漫画の楽しみ方を見つけてみてくださいね。

実際どう選ばれてる?読者のリアルな声と知恵袋まとめ

紙と電子、どちらを選ぶかは人それぞれです。

実際に選んだ方々の意見や、よくある疑問を見ていくと自分に合う判断軸が見えてきます。

ここでは、リアルな声をもとに選び方のヒントを整理してみました。

電子派/紙派それぞれの決め手とは?

電子漫画を選ぶ人の多くは、「とにかく手軽」「場所を取らない」「いつでも買える」など、利便性を重視する傾向があります。

特に忙しい日常の中で、スマホ一つで読めるというのは大きな魅力です。

一方で紙の漫画を選ぶ人は、「本棚に並べてコレクションしたい」「紙の質感が好き」「集中して読みやすい」など、作品そのものへの愛着読書体験の深さを大切にしている方が多いです。

どちらを選ぶかは、ご自身のライフスタイルや漫画への向き合い方によって変わってくるようです。

知恵袋などで多かった疑問とその答え

ネット上の質問サイトでは、「電子書籍って所有できるの?」「紙のほうが目に優しいって本当?」といった素朴な疑問が多く見られます。

実際、電子書籍は購入しても配信元のサービスが終了すると読めなくなる可能性があるため、完全な所有とは言いきれません。

一方、紙の漫画は手元に残り続ける安心感があります。

また、目の負担については、ディスプレイの種類や明るさ設定による影響も大きく、読む環境を整えれば大きな差はないという意見もあります。

こうした疑問の背景には、「後悔したくない」「損をしたくない」という思いがあるようです。

割合が多いのはどっち?紙派と電子派を市場から分析

実際に漫画を読んでいる人の中で、紙派と電子派はどちらが多いのでしょうか。

市場データをもとに、最新の傾向を確認してみましょう。

出版市場全体における電子書籍の割合

一般社団法人出版科学研究所の「出版指標年報」によると、電子出版市場は年々拡大しており、特にコミック分野では電子の割合が急増しています。

2023年のデータでは、紙のコミック売上:約2,059億円に対し、電子コミックの売上は約4,960億円と、すでに市場規模では電子が紙の2倍以上となっています。

つまり、販売額ベースでは「電子派」が主流となっているのが現状です。

ユーザー数の視点ではどうか?

複数の調査会社による利用実態調査(例:インプレス総合研究所)によると、

  • 紙のみで読む人
  • 電子のみで読む人
  • 両方を使い分けている人

という3パターンに分かれており、2020年代以降は「両方派」が増加傾向にあります。

特に若年層や20〜30代では電子利用が高く、40代以上では紙も根強い人気があるなど、世代間での傾向差も見られます。

イロ

販売額ベースでは電子書籍が圧倒的ですが、実際の利用スタイルは人によって異なっています。

目的や作品によって使い分ける層が最も多い、というのが現在の主流と言えそうですね。

よくある質問集(Q&A形式)

ここでは、紙と電子どちらで読むか迷う人が抱きがちな疑問について、よくあるQ&A形式で解説します。

目が疲れにくいのはどっち?

一般的には紙の方が目に優しいとされています。ただし、電子書籍でもダークモードや明るさ調整機能を使えば、ある程度は軽減できます。

漫画を集めたい場合、電子は向いてない?

コレクション性を重視するなら紙が向いていますが、電子でも「本棚表示機能」や「シリーズ整理」などで管理がしやすくなっています。

実物にこだわらなければ電子でも十分楽しめます。

漫画アプリを使えば無料でも読める?

はい、無料で読める作品は多く存在します。特に電子書籍サービスでは「試し読み」や「期間限定の無料配信」が充実しており、紙にはない楽しみ方が可能です。

結局、どちらを選べば後悔しない?

自分の読むスタイルや重視したい点(価格・収納・所有感など)を整理するのがポイントです。

悩む場合は、まずは電子書籍の無料試し読みから体験してみるのもおすすめです。

まとめ:自分に合った読み方を選んで漫画をもっと楽しもう

紙と電子、それぞれに魅力があり、どちらが正解というものではありません。

大切なのは、自分のライフスタイルや読みたい漫画のスタイルに合った方法を選ぶことです。

  • 紙の漫画は「所有感」「読みやすさ」「コレクション性」を重視する人におすすめ
  • 電子書籍の漫画は「手軽さ」「コスパ」「持ち運びやすさ」を重視する人におすすめ

まだもう少し検討したいという方は、まずは電子書籍の無料試し読みやセールを活用して体験してみるのも一つの方法です。

あなたにとってベストな読み方で、漫画の世界をもっと自由に、楽しく味わってみてくださいね!

イロ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それぞれに良い特徴があるので悩ましいところですが、手軽さなら電子書籍の漫画がおすすめです。

KIDUKE MANGAでは、漫画を読むのにおすすめの電子書籍サービスを多数紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。